
天然ガスは、地球にやさしいクリーンなエネルギーです。
天然ガスの成分のほとんどはメタン(CH4)でできています。
有害な一酸化炭素が含まれていません。
天然ガスは空気より軽いので漏れると高い所(天井)にたまります。
⇒ プロパンガスは空気より重いので漏れると低い所にたまります。
天然ガスには臭いがないので、万一漏れた時にわかるように「臭い」をつけています。


天然ガスってどうやってくるの?
太古の昔に、海に住んでいたプランクトンetc小さな生き物がたくさん死んで海の底に沈みました。それが砂や泥の中に溜まり、長い年月地層の圧力を受けて、油分が浸み出て石油になり、それが地熱などで温められて気化し、地層の山のように曲がった部分にたまることによりつくられます。


天然ガスってどうやってやって届くの?
天然ガスは生産地《インドネシア,オーストラリア,マレーシア,ブルネイ,カタールetc》で液体〔LNG〕にして、LNGタンカーで日本に運ばれてきます。


なぜ液体で運ばれてくるの?
天然ガスを液体にすると体積が1/600になりタンカーにたくさん積め、また、貯蔵もしやすいからです。


どうやって天然ガスをLNGにするんだろう?
ほとんどの気体は、冷やすと液体になります。同様に天然ガスも圧力をかけながら冷やしていくと、-162℃で液体になります。
LNGの流れているパイプに海水をかけると海水とLNGとの温度差(180℃位)であっという間にもとの気体に戻ります。


天然ガスのクリーン性
ガス田から採掘した天然ガス中には様々な成分が含まれていますが、LNG製造時に-162℃まで冷却、液化される際にCO2並びに、硫化水素(H2S)のような硫黄分等の不純物は除去されます。
このように天然ガスは地球にやさしいクリーンなガスなのです。
